墓石・各種石材・石の加工一式承ります。新設・修繕・移転・戒名彫りなど石のことなら何でもご相談下さい。

幡野石材店

TEL.0544-26-1483(いしやさん)
〒418-0044静岡県富士宮市大中里875 [地図]

言われるままに石のスピーカー 作ってみました。

1.石でスピーカー?

知り合いの方から、
「石でスピーカーを作れないか?」と相談を受けました。

その方は、自宅にオーディオルームを作っているほどのオーディオ好きです。既製品にはあまり関心がないそうで、
アンプやスピーカーを自作するのが小学生時代からの趣味だそうです。

そして「私は、音の輪郭がしっかりとした音、いわゆるオーディオマニアがよく言う『切れのよい音』『よりクリアな音』を聴きたい。石のスピーカーであれば、よく問題になる低域のベース音などがはっきり聴けるのではないか。近々公民館で『真空管オーディオを楽しむ会』を開く予定。愛好家たちが集まるので、その場で試聴してもらいたい。石の箱を作ってもらえないか」ということでした。

言われるままに、石の箱を作ってみました。
「スピーカーユニットの特色がよく出ている澄みきった音を聴きたい」ということで、硬くて密度の高い御影石を使いました。

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2.試作品を試聴していただきました

2011年2月26日
富士宮市の富丘公民館にて「真空管オーディオを楽しむ会」の「アンプ聴き比べ会」の後半で、そこに来場している方に、石のスピーカーの視聴をしていただきました。

前半は、真空管アンプ5台とスピーカー2台を持ち込み、それぞれの音を皆さんに聴いてもらっていました。

ジャズやクラッシックほか歌謡曲。途中でスピーカーを切り替えたりしているようでしたが、正直何を楽しんでいるのか、私にはわかりませんでした。唯一「ジェットストリーム」のCD(初代の城達也氏の声)は、車のラジオで聴く音とは、私でも違いがわかるくらいきれいな音色でした。

後半の後半で、やっと石のスピーカーの出番が来ました。

試聴後、石のスピーカーからの音を「色づけの少ない、輪郭のしっかりしたクリアな音で、個人的には、僕は好きですね」とコメントして下さった方もいらっしゃいました。長年オーディオを趣味として取り組んでこられたという方の一言でしたので、嬉しく思いました。

「石と木の箱のそれぞれが、どのような特徴をもっているかの大まかな傾向を探る実験でしたね。結果は予想通りで、石では、明確な音の輪郭がはっきりしていました。木はむしろ木の響きをうまく生かしていく、楽器のような感じです。それはかなりの違いとして認められました。石と木のそれぞれにそれぞれの楽しみ方があります。もちろん石の箱と木の箱の良いところを組み合わせた考え方もおもしろいと思います。まだまだ工夫の余地があり、これからしばらくはこれで楽しむことができそうです。」というのが、この試聴会を終えての依頼人の感想です。

ただ、私は音のことは正直全くと言っていいくらいわかりません。
通常の木製のスピーカーと石のスピーカーからの音の違いはわかる程度です。石のスピーカーだと、本当に「明確なクリアな音」がしますね。

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3.石のスピーカーで試聴できます

今回試作した石のスピーカーは、依頼主のお宅に置かせていただいています。「私と同じようなことに関心をもっている人がいるなら、うちのオーディオルームで一緒に試聴し、サウンド研究してみるのもおもしろいね。」だそうです。石の箱に関心のある方、またはこんなことを石で試したい方は、この方に相談すると、アドバイスをしてくれると思います。住まいは私と同じ富士宮市内です。オーディオ室は、地面直結のフロア面だそうなので、石の重みにも耐えられますし、音の響き方も普通の家とちょっと違います。

今回試作したスピーカーの概要
御影石
サイズ 縦64cm×横42cm×奥行き20cm
加工 バッフル板の円形の穴のサイズ、取り付け穴サイズ、位置、形等はご希望に添います。写真はサンプルなので研磨していませんが、納品するものは基本研磨します。
送料 富士宮から100km以内でしたら設置までしますが、遠方の場合送料は別途お見積もりさせて下さい。
その他 サイズ・使用する石・カタチ・加工方法によって御見積りは変わります。もっと硬い材質がよければ、スウェーデン産の石を使うとか、柔らかい石がよければ大理石や大谷(おおや)石などもあります。お気に入りの石で作りたいのなら、その石をくりぬいて作ることも可能です。石の材質のこと、加工の方法については相談に乗ります。

これと同等のものを私が制作すると、材料費+加工賃として1本60,000円程度です。
(石の箱の材料・製作費用のみです。オーディオ機材は含みません。)

ちなみに今回試作したスピーカーは音の比較をするために、あえて既存の木製スピーカーと同サイズで作りました。

ただし、石屋としては、石で無駄なものを作ることには賛同できません。「作ってはもらったけれど、気に入った音が出ないから捨てる」だなんて言われるのは悲しいですし、実際に捨てるのも困るはずです。熟慮・検討した上で、そして家族の方の同意も得られた上で、発注して下さい。